VORTEX使った
昨年の9月に予約購入したVORTEX N4 tu diskについて、今年の春先競技ベースで乗り込むことができたため素人ながらインプレッションを書いていこうと思います。
結論から言うと軽くて固くてよく転がる。文句の付け所のないホイールです。
[ホイールスペック及び付属品]
値段は25万円でスペックは画像の通り。とても軽いです。私はキャンペーンで18万6千円で購入。
ディスクブレーキモデルで1100g台は他では聞いたことがありません。私の購入したものは実測で1180gでした。にしても軽いです。
付属品は2枚収納用のホイールバックが着いてきました。肩掛けがあり背負えるのが地味に便利です。
チューブレスモデルだとチューブレスバルブも着いてくるそうです。
[乗ってみて]
(このインプレはBMC TMR01 diskに装着した状態での感想になります。ハンドル周りは純正、クランクは79です。)
・長所
このホイールの長所から説明すると
まず漕ぎ出しの時点で軽いです。この軽さは登りやクリテの立ち上がり、アタックのかかった瞬間などで感じます。
ディスクのホイールは現状1300g台でも軽い部類に入る中1100g台は圧倒的です。ディスクのホイールではプライムRR-50、デュラエースC40しか使用したことがありませんが、その中でも頭1つ抜けた走りの軽さを感じます。
硬さに関してはロバールみたくカンカンに張られているような硬さではなく、軽く走っている時の表面的な硬さはあまり感じないのですが、踏み込んだ時はかっちりしていてほとんど撓むことなく進みます。アルチメイトみたいな硬さがありスプリントやアタック時のかかりが良いと感じます。初速で引き剥がすようなスプリントをする僕は結構好きなタイプのホイールです。横に振った際もスルーアクスルも相まってめちゃんこ硬く感じます。
ハイトは40mmとそこまで高くないのですが、なぜか平地で50km/hを超えても空力が悪いと感じる場面は無く、平地のレースでも不満なく走ることができます。軽いホイールにありがちな足を止めるとすぐ減速するということも無く、一度速度を乗せてしまえば常に転がり続けるような平地での速さを感じます。なんなら僕は上りが苦手なのでほとんど平地のレースしか出ていません()
純正でセラミックベアリングが打ち込まれているので転がりが良いというのも関係しているのかもしれません。
・短所
ホイールの性能として不満に感じるヶ所は無いのですが、軽量化のためにハブのスポーク受けに肉抜きが施されているのですがだいぶ薄く感じるため耐久性が少し心配です😇
今後使っていく上で変化が見られないか今後観察していきます。また、とても硬いホイールなので慣れるまでに時間がかかり、長距離レースも脚の吸い取られ方が他のホイールに比べ早いので相当乗り込んでないときつそうです。
[まとめ]
VOLTEXは値段や走りを総合的に見て、現状市販されているディスクブレーキモデルのホイールの中では1位2位を争うようなハイレベルなホイールであると感じました。個人的にはクリテや短〜中距離レースで強いんじゃないかな〜と感じます。
新興メーカー且つ日本初参入での購入であったため注文した際は正直心配でしたが、買って正解でした。自信を持って他の方へもおすすめできるホイールです。
値段も他メーカーより比較的購入しやすい値段帯であるため、ディスク決戦輪の購入を検討されている方は候補にいかがでしょうか。